ティンブーとその周辺

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ブータン旅行おすすめエリア ~ティンプーとその周辺~

ティンプー写真

GNPよりもGNHを大切にする雷龍の国ブータンの首都・ティンプー。1990年代後半から急速な発展を見せ、現在では近代的なホテルやお洒落なレストラン、多くの人が集まる商店などが軒を連ねるにぎやかな街となっています。人口も急速に増えつつあり、短い距離ながらも高速道路が開通したことで街はどんどん大きくなっていますが、昔と変わらず信号機はひとつもなく、ゆっくりと時間が流れるこの街。街全体に独特の雰囲気が漂う、どこか懐かしい感じのする首都・ティンプーの見どころをご紹介します。

ティンプー(標高2400m)

タシチョ・ゾン
タシチョ・ゾンはブータンの宗教と政治の中心となるゾン。国王のオフィスであり、宗教界の最高権威であるジェ・ケンポ大僧正が夏の間に総本山を置く、本当の意味でのブータンの中央政庁です。「タシチョ」とは「祝福を受けた砦」を意味する言葉。周囲には官公庁が建ち並び、近くには現国王の宮殿も建っています。

釘をまったく使わず、「ミゾ」と「ホゾ」の組み合わせのみで建てるブータンの伝統建築技法で建てられているため、外から軒下を眺めると少し波打っているのも特徴のひとつ。毎年秋には、2008年の現国王の戴冠式に完成したゾンに隣接する、ツェチュ用スタジアムでティンプー・ツェチュが盛大に催されます。さらに、ティンプー・チュを挟んだゾンの対岸には国会議事堂が建っています。

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メモリアルチョルテン
ティンプーの街のシンボルでもある白く大きなこのチョルテン(仏塔)。1972年に亡くなった第3代ジグミ・ドルジ・ウォンチュク国王が生前に建立を企画し、没後の1974年に国家事業として第3代国王を記念する意味も込めて造られました。

今も参拝者が絶えることはなく、一日中この場でマニ車を廻しながら観音菩薩の真言「オム・マニ・ぺメ・フム」を唱える敬虔なブータン人の姿を目にすることができます。仏塔は3階建てになっており、内部に描かれた美しい仏画や仏像は必見。特に中央に納められた憤怒尊の形をした歓喜仏(ヤブ・ユム)の立体マンダラはここでしか見ることができない貴重なものです。

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チャンガンカ・ラカン
街外れの小高い丘の上に、15世紀創建の古刹チャンガンカ・ラカンが建っています。ご本尊は十一面観音ですが、その左側に納められているのがティンプーを守る「ドムツァップ」という尊格。そのため、このチャンガンカ・ラカンは首都ティンプーを守るお寺として参拝する人が後を絶たちません。ティンプーに住む人々は子どもが産まれたら必ずここにお参りし、僧侶に名前を付けてもらいます。

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モティタン動物園
ティンプーの西側に広がるモティタン地域は、国会議員の公邸や高級住宅が立ち並ぶエリア。その奥の山中にブータンの国獣・ターキンを保護するモティタン動物園があります。ターキンは本来であれば標高の高い場所にしか住めない動物で、世界中でブータンと中国の雲南省、ミャンマー北部のミャンマー・ヒマラヤと呼ばれる地域にのみ生息しています。現在は15頭ほどのターキンがこの動物園で飼育されており、将来的には敷地を広げて大きな公園にする予定とのこと。フェンス越しにターキンの愛らしい姿を見ることができますが、近くから確実にターキンを見るには、日に2回の餌やりの時間に合わせて訪れるのがいいでしょう。

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サンゲガン展望台
モティタン動物園からさらに坂道を登っていくと、BBS(ブータン国営放送)の電波搭が建つサンゲガンに到着。ここはティンプーとパロとを繋ぐ「ドゥックパス・トレッキング」の出発点としても知られています。吹き抜ける心地よい風が無数のタルチョを揺らすこの場所からは首都・ティンプーの町並みを一望でき、多く観光客が訪れるスポットとなっています。

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ドゥプトゥプ尼僧院
50人ほどの尼僧が暮らすこの僧院。「ドゥプトゥプ」とはブータンの各地に鉄製の吊橋を作ったと言われる高僧タントン・ギャルポのことで、この僧院は彼が瞑想をした場所に建てられています。ご本尊は当然ながらそのタントン・ギャルポ。本堂の奥には、なんとなく尼僧院に似つかわしくない長髪で髭を生やした大きなタントン・ギャルポ像が納められています。

また、尼僧院への入口近くは中央政庁タシチョ・ゾンの全景を臨める最高のビューポイントとなっています。

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デチェンポダン
多くの小僧さんたちが暮らし、現在は僧侶の学校にもなっているデチェンポダン。中央政庁タシチョ・ゾンが今の場所に建てられる前はこの場所にティンプーのゾンが建っていました。

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チャンリミタン競技場
2008年11月に執り行われた現国王の戴冠式の際に整備されたブータンの国立競技場。以前は小さな観客席があるだけの荒れたグラウンドが広がっていましたが、現在では一度に数万人を収容できる立派なスタジアムとして生まれ変わっています。

他の国と違うのは、国技である弓道の競技場が隣接していること。スタジアムが閑散としているときでもこの弓道場はいつも大きな歓声に包まれています。

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クエンセル・ポダン(ブッダ・ポイント)
パロから向かってくると、ティンプー入口近くの左手の山上にひときわ大きなお釈迦様の像が現れます。ティンプーの街の入口近くに聳え立ち、ティンプーを見守っているかのようなこの大仏が建つ場所がクエンセル・ポダン。地元の人々はブッダ・ポイントと呼んでいます。ここからは首都ティンプーの街を本当に一望でき、ティンプーの新しいビューポイントとして多くの人が訪れています。

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民俗博物館
首都のティンプー周辺ではほとんど見られなくなった、築100年以上の民家を改築して造った博物館です。内部には昔ながらの伝統的な生活様式や日用品が展示されており、ブータンの伝統的な生活を知るうえで非常に興味深い博物館と言えます。

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国立図書館
著名なチベット学者である今枝由郎氏が1981年から90年にかけてブータンに赴任され、建設に尽力されたブータン国立図書館。仏教国らしく蔵書はカンギュールやテンギュールなどをはじめとする仏教経典が多いのが特徴です。1階の奥には最近記録が更新されるまでギネス記録に認定されていた、世界最大であった大きなサイズの本が置かれています。

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織物博物館
ティンプーのメインストリートであるノルジン・ラムを中心部から北西へ。タージ・タシホテルを越えた少し先の左手に織物博物館が建っています。この博物館は先代王の王妃が建設した2階建ての建物で、入口近くでブータンの染織に関する簡単なビデオを見てから、内部の展示室に入ります。

展示されている織物は王族に関係するものやブータンの各地から集められたものなど、ここでしか見ることのできない一級品ばかり。染織に興味のある方は必見の博物館です。

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手工芸品館
正式名称は「ハンディ・クラフト・エンポリウム」。やはり王族がスポンサーとなっているブータン政府公認のお土産物屋さんです。2階建てのお店には布、切手、本、CDやキーホルダー、手工芸品から小物まで、ありとあらゆるお土産が売られています。各売り場のカウンターに購入する商品を持って行き、支払いと商品の受け取りは入口近くのレジで行います。日本円での支払いやカードでの支払いも可能です。

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ジュンシ製紙工房
ティンプー・チュを挟んで街の反対側。丘の斜面に小さな製紙工房が建っています。ブータンでは昔から日本の和紙と似た技法で作るデショーと呼ばれる手漉き紙がありました。この製紙工房のオーナーは島根県に留学して和紙の製法を学んだ経歴を持っています。ブータン古来の方法と日本の和紙製法のいいところを組み合わせ、コウゾやミツマタを使った手漉き紙を制作、販売しています。工房で作られた手漉き紙を使ったお土産物屋も隣接しており、さまざまな手漉き紙製品が購入可能です。

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ガギェル・ルンドゥップ織物工房
ティンプーの街外れにあるこの織物工房では、25人の職人さんがブータンの伝統的な織の技法を受け継ぎ、1~2ヶ月に1枚というペースで織物を織っています。最近はティンプーやパロの付近では織物をする人を目にすることは少なくなりましたが、ここは首都ティンプーで昔ながらの伝統的な織の技法を見学できる数少ない場所。2階には売店もあり、この工房で織られた織物が売られています。

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中央郵便局
ティンプーの街の中心にある中央郵便局。入って右手奥にお土産物としても喜ばれる切手コーナーがあります。ブータンの切手は世界的にも有名で、ホログラム切手やブータン国家が流れるCD切手など、珍しい形や美しいデザインのものなどさまざまな切手が売られています。2008年の現国王戴冠式以降、その場で撮った自分の写真を3分ほどで使用可能な切手にしてくれるコーナーもできました。

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ティンプー周辺

タンゴ僧院
ティンプーの街から北へ向かい自動車道の最終地点を右手へ。車を降りた後はゆるやかな山道を歩けば、約40分でタンゴ僧院に到着します。この僧院の歴史は12世紀までさかのぼり、現在は高等仏教学校として使われていることから、多くの修行僧がこの僧院で暮らしています。

僧院の入口や内部には美しい壁画やマンダラが描かれており、周囲を飾る細やかな彫刻や内部に納められた見事な仏像なども含め、仏教芸術に興味のある方は必見の僧院です。ここは「聖なる狂人」ドゥクパ・キンレイやシャブドゥン・ンガワン・ナムギャルにゆかりがある僧院とされており、現在でも高僧テンジン・ラプゲイがお住まいになる場所としても知られています。

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チェリ僧院
1620年にブータン建国の祖であるシャブドゥン・ンガワン・ナムギャルが初めてブータンを訪れた際に建てられた僧院。内部にはシャブドゥンの父親の遺骨が安置されているそうです。緑深い山の斜面にはりつくようにして僧坊が建てられており、昔から瞑想場所として非常に重要な場所とされていました。

タンゴ僧院と同じく、自動車道の最終地点から伝統的なブータン建築の橋を渡り、山道を歩けば1時間半ほどでチェリ僧院に到着します。

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チュ・ゾム
「チュ」とは「川」、「ゾム」とは「集まる場所」の意味。昔からブータンでは川の合流地点には聖なる力があふれていると考えられてきました。ティンプー、パロ、ハ、プンツォリンへと向かう4つの道が交差し、パロ・チュとティンプー・チュが合流するこの場所には3つの仏塔(左からネパール式、チベット式、ブータン式)が建てられており、この聖なる場所を守っています。

パロからティンプーに向かう場合、このチュ・ゾムに架かる橋を越えたところからティンプー・ゾンカクに入ります。ここから首都ティンプーの中心地までは約40分。ティンプー・チュ沿いの道をひた走ると、雷龍の国の首都に到着です。

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シムトカ・ゾン
ティンプーから東へ向かうと、街を出て右手に巨大なゾンが見えてきます。ここに建つのがブータン最古のゾンであるシムトカ・ゾン。1629年に建国の祖であるシャブドゥン・ンガワン・ナムギャルによって建てられました。以前はゾンカ語の教師を育成するための学校としても使われており、昔ながらの版木を使った技法で経典を作成していましたが、現在ではその役割は他の場所に移されています。

お堂の内部にはお釈迦様や八大菩薩、千手観音、カンギュールやテンギュールが納められており、内部や入口付近、周囲の壁には美しい壁画やマンダラが描かれています。タンゴ僧院と同じく仏教芸術に興味のある方は必見の場所でしょう。

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ホンツォ
ティンプーからプナカやウォンディポダン、中央ブータンへと向かう際、最初に止まるのはドチュ・ラの少し手前にあるホンツォのチェックポスト。外国人がブータン内を旅行するときには必要となる通行許可証のチェックがあります。リンゴの木が生い茂るホンツォの周辺はチベットからの難民が多く住む場所。チェックポストの建物近くでは、彼らがこの周辺で採れたリンゴを売っている姿が見られます。

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