パロとその周辺

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ブータン旅行おすすめエリア ~パロとその周辺~

パロとその周辺

現在ブータン唯一の空港があり、空の玄関口となっているパロの街。ブータンを訪れる多くの人は、この空港に降り立った瞬間から旅がはじまります。のどかな田園地帯の中を悠々と流れるパロ川、山間の谷間に広がる街並み……そのすべてが訪れた観光客をやさしく受け入れてくれるでしょう。

パロ(標高2270m)

パロ・ゾン
パロの街並みを眼下に臨む場所に建ち、映画「リトル・ブッダ」のロケ地になったことでも有名なパロ・ゾン。ブータンのシンボルともなっているこのゾンの正式名称は「リンプン・ゾン」。「宝石の山の城」という意味を持っています。現在の建物は20世紀初頭の火事で焼失した後に再建されたものですが、元々はシャブドゥン・ンガワン・ナムギャルが17世紀に基礎を造ったのがはじまりです。

ゾン入口の回廊には四天王や六道輪廻図、カンロプ・チュスムなどの鮮やかな壁画が描かれており、一歩内部に入ると広い石畳の中にウツェがそびえ立っています。その雄大な姿にきっと圧倒されることでしょう。

現在はキンレイ内部の見学は許可されていますが、その正面のお堂内部への立ち入りは許可されていません。普段は布で覆われていますが、実はこのお堂の外壁には聖人ミラレパの生涯を描いた美しい壁画が描かれています。運がよければ目にすることができるかもしれません。

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デヤンカ広場
秋に催されるティンプー・ツェチュと並んで有名な、ブータンに春の訪れを告げるパロ・ツェチュ祭。デヤンカ広場はこのパロ・ツェチュ祭のメイン会場となる広場です。普段はひっそりと静まり返っていますが、ツェチュの期間は多くの観客で埋め尽くされ、周囲には出店が立ち並びます。このパロ・ツェチュが終わるとブータンに本格的に春がやってきます。

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タ・ゾン(国立博物館)
眼下にパロ・ゾンを見下ろす丘の上に建つ国立博物館。元々はパロ・ゾンを守る望楼(タ・ゾン)であったこの建物は非常に面白い造りをしています。上部から入り、展示物を見学しながら下へと降りて出口まで。外に出るとそこからは、パロ・ゾンとパロ谷を一望できる絶景が広がっています。

内部には仏像やマンダラ、タンカなどの仏教関係の品から、切手、農具、布、金属細工、ブータンに住む動植物まで、ありとあらゆる展示物が並んでいます。

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ジャウォ・ネカン
知る人ぞ知るパロの名刹。「ジャ」とは「岩」、「ウォ」とは「下」を意味する小さなお堂です。ここはパロの街の守護尊であるフンデル・ゲンボを祀るお堂。パロ・ツェチュ祭で使われるアツァラの仮面は、お祭り以外の時期はこのお堂に祀られています。宗教的な理由から、残念ながら女性は内部に入ることが許されていません。

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ドゥックチョデン・ラカン
パロのメインストリートのはずれに建つドゥックチョデン・ラカン。抜群の立地なのですが、なぜか昔から観光客が少ないお寺です。

ここはブータンの歴史にとって非常に重要な場所。シャブドゥン・ンガワン・ナムギャルがチベットからやってきた際に初めて訪れたのがこの場所だと言われています。現在は2階建てのお堂が建っており、2階にはお釈迦様や弥勒菩薩の他、ドゥクパ・キンレイの兄であるンガワン・チョジェル像が、1階にはシャブドゥン・ンガワン・ナムギャルの像が納められています。)

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サブジ・バザール
パロの街で毎週末に行われる野菜市場です。首都ティンプーの市場は2008年の戴冠式に合わせてコンクリートの建物に変わってしまいましたが、ここパロの市場は、昔ながらの雰囲気を残す青空の下での野菜市場です。売られているのは周辺で採れた野菜やお米、お茶請けでもあるゲザやシップなどのブータンのお菓子、そしてなんと言ってもブータンの食卓になくてはならない真っ赤な唐辛子などなど。商品を眺め、お店を冷やかしながらフラフラと市場を歩くのはなんとも言えない贅沢なひとときです。

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パロの街並み
年々拡大されていくパロの街。10年ほど前は端から端まで歩いて5分ほどの小さな街でしたが、現在では新市街も含めて一通り見て歩くのに最低1時間は必要なほどの規模になっています。

空路で訪れた観光客が最初に触れるブータンの街であるため街中にはレストランや土産もの屋も増えてきています。お店はすべて伝統的な建築様式で建てられており、ずっと変わらないのは電線が通っていないこと。街の景観と伝統的な国の政策を保護するためにすべての電線を地中に埋めて以降、その方針は守られ続けています。こういったところからもブータン人の穏やかな心を感じることができるでしょう。

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ドゥンツェ・ラカン
パロの街から国立博物館への道中に見えてくる不思議な形のお寺がドゥンツェ・ラカンです。この周囲でハンセン氏病が流行した古い時代、病気を根絶するため、土地の神様を祀る目的で建立されたものと言い伝えられています。3階建ての内部は非常に薄暗いのですが、描かれている壁画や納められている仏像はどれも素晴らしいものばかり。また一階の入口すぐ近くにはドゥンツェ・ラカンの宝である「ゲトンパ(大蔵経を一冊にまとめた経典)」が祀られています。)

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シンゲ・ダ
ドゥンツェ・ラカンから車道をまっすぐ進み、さらに山道を歩いて登ること約40分。グル・リンポチェに由来する聖地シンゲ・ダに到着します。「シンゲ」は「獅子」、「ダ」は「崖」を意味します。

8世紀、グル・リンポチェがこの地域に流行していた病気を鎮めるため、この地で瞑想をしたのが創建の由来だと言われています。現在のお堂は火事で焼失した後に再建されたもので、火事の際にも内部に納められていたグル・リンポチェの像は焼けずに残っていました。

本堂と隣接する瞑想堂の中にはさまざまな仏像が納められていますが、中でも一番の見物なのは「カンドゥ・シンゲ・ドンマ」の像。グル・リンポチェはこのシンゲ・ドンマの姿になって瞑想することで病気を鎮めることに成功したと言われています。

お堂の周囲にも、シンゲ・ドンマの足跡やグル・リンポチェが閉じ込めたオスとメスの2匹のヘビがいる岩、グル・リンポチェのプルバ(金剛杵)とドゥンカル(法螺貝)だとされる岩など、数多くの聖地が点在しています。

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キチュ・ラカン
キチュ・ラカンは中央ブータン・ブムタン地方のジャンペ・ラカンと並んでブータン最古の寺院として知られています。7世紀のチベット文化圏には、その全土にわたって強大な力を持つ羅刹女がいました。王であったソンツェン・ガンポはその羅刹女の力を鎮めるためにヒマラヤのチベット文化圏全土に108つの寺院を建立したのです。このキチュ・ラカンは、その羅刹女の左足にあたる場所に建てられたと言われています。

王族ともゆかりの深いこの寺院の内部には数多くの仏像が納められています。必見なのは旧堂ご本尊の正面の床。トルコ石がはめこまれた木の床が足の形に磨り減っているのがわかります。参拝客が長年にわたってこの場所で五体倒地を繰り返したことでできたこのへこみからは、ブータン人の宗教心の篤さを実感させられます。

お堂の入口脇にはミカンの木が生えています。この木は年中ミカンの実がなる不思議な木。この場所が聖地であることの証なのだそうです。

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ドゥゲ・ゾン
パロ谷の自動車道の最終地点。かつてのチベットとの交易路上に、廃墟となったゾンが建っています。「ドゥック派の勝利」を意味するこのゾンは、17世紀に起こったブータンとチベットとの戦争にブータン軍が勝利したことを記念して建てられました。

1951年の火災によって完全に焼失してからは再建されることがなく、今も荒れ果てたままになっています。この周辺はチョモラリ・トレッキングやスノーマン・トレッキングのスタート地点となる場所。晴れていれば女神の住む聖なる山・ジョモラリの姿を拝むことができるでしょう。

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タクツァン僧院
ブータンだけでなくチベット仏教圏全土でも指折りの聖地のひとつとされるタクツァン僧院。急な断崖にはりつくようにして建つその姿は、圧倒的な力に満ちあふれています。1988年に火災で焼失した後に再建が進められ、2004年に修復が完了した後は再び僧院内部の拝観が可能となりました。

「タク」とは「虎」、「ツァン」とは「巣」のことを指します。8世紀にグル・リンポチェが初めて西ブータンを訪れたとき、8変化のひとつであるグル・ドルジドロの姿で虎の背に乗ってヒマラヤを飛び越えてこの地に辿り付きました。グル・リンポチェが瞑想した洞窟は現在も残り、この洞窟とその周辺は1998年の火災の際にもまったく被害を受けませんでした。

麓から僧院までは山道をひたすら登っていきます。スタートから2時間弱で対岸にタクツァン僧院を臨むカフェテリアに到着し、僧院まではそこからさらに1時間半ほどかかります。長い階段も続くので決して無理はせず、ご自身のペースでゆっくりと歩きましょう。

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ボンデとダショー・西岡京治氏のチョルテン
パロの街からティンプー方面に向かうと最初に通り過ぎるのがボンデの集落。ここは1980年に故・西岡京治氏がはじめた実験農場ボンデ・ファームを中心に広がった集落です。西岡氏は、当時の国王からブータンで最高の爵位である「ダショー」の称号を授けられた唯一の外国人です。

現在数多くの野菜がブータンで収穫できるのは、西岡氏がブータン農業の近代化に尽力されたため。美しい棚田が広がるボンデの集落を見下ろす丘の上には、西岡氏の功績を称え、氏を祀るための仏塔が建っています。

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ゾンダカ・ゴンパ
ダショー西岡氏のチョルテンからハ方面に少し走ると、正面に崖にはりつくようにして幾つものお堂が立ち並ぶ僧院が見えてきます。グル・リンポチェがタクツァン僧院での瞑想を終えた後に訪れたとされる場所に建つゾンダカ・ゴンパは、パロの街にとって非常に重要な僧院。毎年春に行われるパロ・ツェチュ祭はこの僧院で行われる法要からはじまり、この僧院で行われる法要で本当の最終日を迎えます。

昔は徒歩でしか訪れることができませんでしたが、2009年の9月に車道が造られ、現在は僧院のすぐ近くまで車で入れるようになっています。僧院の敷地内には、ドゥプトゥプ・ゲンボ・ドルジがテル(宝石)を発見した場所に置かれたカエルの岩や、年に一度、パロ・ツェチュの最初の法要のときにしか開かれない「チョテン・カルミ・ギュシェ」と呼ばれるお堂など、多くの見どころがあります。しかしなんと言っても、一番の見どころはこの僧院から望む美しいボンデの眺め。ここから眺めるボンデの集落は絶景の一言に尽きます。

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ケラ・ゴンパ
ゾンダカ・ゴンパからさらにハ方面へと走ると、森の中に小さな小屋と「KELA DECHEN YANGTSE ANIM DRATSHANG」と書かれた看板が見つかります。ここが現在も30人の尼僧が暮らすケラ・ゴンパへの出発地点。ここから美しい森の山道を約1時間半歩くと、ケラ・ゴンパに到着します。グル・リンポチェも訪れたことがあるこの場所は、元々は16~17世紀に建立された僧院でした。火事で焼失してから19世紀に再建され、1986年以降は尼僧院となっています。

ご本尊は千手千眼十一面観音。その像が納められた後方の岩にはランジュンと呼ばれる自然に浮かび上がった千手観音の姿を見ることができます。標高3,600mほどあるので、無理は禁物。訪れる際は自身のペースを守り、美しい森林を満喫しながらゆっくりと歩くようにしましょう。

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ダ・カルポ
パロからティンプーへ向かう道中にはシャバという小さな集落があり、その脇の道を村の奥に入っていくと聖地ダ・カルポに到着します。以前は1時間ほど山道を登らないと辿り着けませんでしたが、現在では小さな車であればすぐ下まで行けるようになっています。

ここはグル・リンポチェが瞑想した洞窟が残る聖地の上に建つ僧院。堂内部にはグル・リンポチェの靴と言われる岩や指先で貫いた岩の穴など、グル・リンポチェ由来のものが満載。この僧院が建つ小さな山自体がグル・リンポチェの住む宮殿ザンドペルリだと考えられており、僧院に泊まり込みながら周囲を108周歩く巡礼者の姿をよく見かけます。

この僧院の麓には鍾乳洞があり、「胎内くぐり」が行えます。内部は暗く非常にせまくなっており、地元では「罪深い人は岩に挟まって出られなくなる。出るためには一心にお祈りをすべし」と言われています。本当に危険なので個人的にはおすすめいたしません。

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タチョガン・ラカン
ボンデの集落を通り過ぎ、美しい農村地帯を走り抜けていくとパロ・チュ沿いに建つ大きな寺院が見えてきます。ブータン各地に鉄の橋を架けたドゥプトゥプ・タントンギャルポが建てたお寺があります。

現在の橋は2006年に修復されたもので、タントンギャルポが架けたものではありませんが、この橋を渡って15分ほど歩くと僧院に到着します。この僧院は隣接する民家が管理しており、内部にはタントンギャルポゆかりの品が多数納められています。

僧院の奥、崖の中腹に建つ小さな黒いお堂は、この寺院で修行する僧が瞑想するためのお堂。タチョガン・ラカンを通り過ぎるとパロ・チュとティンプー・チュの合流点であるチュゾムはもうすぐです。

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