ハとその周辺

ブータン旅行 TOP > ハとその周辺

ブータン旅行おすすめエリア ~ハとその周辺~

~ハとその周辺~

ブータンとインドの陸路の国境の街であるプンツォリンから国道1号線を走り、ゲドゥ、ワンカ、チュカの街を通り過ぎると首都・ティンプーと空港のある街パロの中間点にあたるチュゾムに到着します。チュゾムからさらに走る事約3時間。“外国人に向けて最後に開かれた街”として知られるハの美しい原風景が眼前に広がります。ハは20年前のブータンの雰囲気を味わう事が出来る街。その素朴な街並みと美しい自然に惹かれ、近年訪れる観光客が増えています。

ハ(標高2730m)

ハはゆったりとした時間が流れる谷間に開けた農村。ブータンの西部に位置し、チベットとインドのシッキム州とに国境を接しています。インド軍の駐留地があり、周辺諸国との関係から長年観光客の訪問を受け入れていませんでしたが、2001年に外国人の訪問を許可し、以降多くの観光客がその美しい自然と素朴な雰囲気に惹かれてこの街を訪れています。 ハを訪れるには、パロからチェレ・ラを越えて訪れるルートとチュゾム経由で訪れるルートの二通りがあります。日帰りも可能ですが、ハの街に宿泊してゆっくりと昔ながらのブータンの雰囲気が漂うこの街を散策されるのがお勧めです。

ハの街
ハの街はハ・チュ(川)沿いに広がる小さな街。端から端まで歩いて5分ほどのお店の立ち並ぶエリアがハの中心です。中心といっても周囲には畑が広がるのどかな場所。街のお店を冷やかした後は、川の麓に立つ大きなチョルテンをまわって、ハ・チュにかかる吊り橋を渡り、周辺の農村をゆっくりと散策するのもお勧めです。

ラカン・カルポとラカン・ナクポ
街のはずれに建つブータンでも指折りの名刹がラカン・カルポとラカン・ナクポ。ラカンとは「お寺」、「カルポ」は「白」、「ナクポ」は「黒」を意味します。8世紀にソンツェン・ガンポが瞑想する場所を決めるため、チベットから放った白い鳥と黒い鳥が止まった場所に建っている為この名前が付けられました。カルポからナクポへは山道を5分ほど歩きます。ラカン・カルポにはハの街の守護尊である「チュンドゥツェ」が祀られており、ご本尊の阿弥陀如来と、内部の美しい壁画は必見です。ナクポのご本尊はブータンで良く目にするグル・リンポチェ、お釈迦様、シャブドゥン・ンガワン・ナムギャル。お堂に入って左手の床下には「ラツォ」と呼ばれる聖なる水が湧く自然の湖があり、この水はナクポを護るダドチェンの力が満ち溢れた水とされています。ナクポの外の崖を見上げると一部分だけが黄色くなっている場所があります。これはマハーカーラの世界を現すマンダラとなっています。

カルポ カルポ

ハ・ゾン
ハのゾンは他の街のゾンと異なり、この街の宗教と政治の中心ではありません。ここはインド軍の施設として利用されており、内部には売店や銀行、印刷所などがある不思議な場所。訪れてみるとブータンとインドとの微妙な関係を実感する事が出来るでしょう。

ハ・ゾン

リクスム・ゴンポ
「リクスム・ゴンポ」とは「文殊菩薩」「観音菩薩」「金剛手菩薩」の3菩薩を表す言葉。ハの街の西にある、おにぎりのような独特の形をした3つの山をブータンの人々は「リクスム・ゴンポ」と呼んで信仰の対象に、そしてハの街の象徴としています。チュゾム方面からハに来ても、チェレラを越えてハに来ても一番最初にこの「リクスム・ゴンポ」の3つの山が目に飛びこんで来ます。

リクスム・ゴンポ

プンツォリン(標高300m)

プンツォリンゲート

インドから陸路でブータンを目指す際の入り口となるのが国境の街プンツォリン。インド側の街・ジャイガオンとは「プンツォリンゲート」を通って自由に往来ができ、昼間は多くのインド人とブータン人でインドの街中のような雑多な賑わいを見せていますが、ゲートの閉まる夜間には静かなブータンの街に変貌します。標高が低いため、気温が高く雨も多いこの街は亜熱帯気候に属し、周囲の自然も他のブータンの街とは異なっています。ここから首都のティンプー、パロまでは国道一号線を通って約6時間の行程です。

プンツォリンゲート
外国人が通る事が出来るブータンとインドの陸路国境の一つプンツォリンゲート。ブータン側の入国審査はゲート近くの建物で行われているため、ゲートが開いている間は何のチェックもなく自由に往来が可能です。インドの雑多な街からこのゲートを通って一歩ブータンへ足を踏み込むと、街の雰囲気は一変します。「ブータンにやって来た!」事を実感できるでしょう。

プンツォリンゲート

サンドペルリ・ラカン
ブータン各地でよく目にする事が出来る3階建ての独特な形のこの建物。プンツォリンのサンドペルリ・ラカンは街の中心にあり、街のどこからでも歩いて訪れる事が可能です。「サンドペルリ」とは世界の中心である須弥山のさらに上にあるグル・リンポチェの宮殿の事で、日が暮れて涼しくなってくると毎日多くの人が参拝に訪れます。インドから陸路で入国し、ブータンが敬虔な仏教国であると感じる事が出来る最初の場所です。

サンドペルリ・ラカン

カルバンディ・ゴンパ
プンツォリンの街を出て国道1号線を走る事約10分。右手に見えてくるのがカルバンディ・ゴンパです。ここは1960年代に建てられた比較的新しい僧院。僧院の外には8つの仏塔が立ち並び、ここからは平野に開けたブータンとインドの国境地帯を一望する事が出来ます。
僧院の隣に建つのは第2代ジグミ・ウォンチュク国王のお妃様の冬の宮殿。第3代ジグミ・ドルジ・ウォンチュク国王のお妃様も冬の宮殿として使われた建物です。

カルバンディ・ゴンパ

ゲドゥ・ラプツァ・ゴンパ
国道一号線上で一番崖崩れが多いのがジュムジャと呼ばれる場所。そこを通り過ぎると10分ほどでゲドゥの街に到着です。この街の入り口に立つのがゲドゥ・ラプツァ・ゴンパ。色鮮やかな経文旗が風に揺れるこの僧院には現在15人程の僧侶が暮らしています。
この僧院も比較的新しく、内部には千手千眼十一面観音像やお釈迦様、グル・リンポチをはじめ様々な像が祀られており、その周りには色鮮やかな美しい壁画が描かれています。

ゲドゥ・ラプツァ・ゴンパ

その他(チュカ/ドブジ・ゾン/チェレ・ラ)

国道一号線沿いのチュカには1986年に完成したチュカ水力発電所があり、この発電所を見下ろす気持ちの良い場所にレストランが建っています。プンツォリンからティンプー、パロを目指す観光客はほとんどの方がこのレストランで昼食を食べる事になるでしょう。

ドブジ・ゾン
チュゾムからハへ向かう道中、突然丘の上に建つ大きな建物が目に飛びこんできます。ここは「ドブジ・ゾン」。以前は「ドブデェ・ゾン」と呼ばれていたこの建物は15世紀に建てられたブータンで最初期のゾンです。大きなウツェが目立つこのゾンのご本尊はミラレパで、その左右にドゥクパ・キュンレーの兄であるナワン・チョギェとシャブドゥン・ンガワン・ナムギャルの像が納められています。
現在25名程の僧が暮らすこのゾンは、その特殊な立地条件からかつて刑務所として使われていた時期がありました。現在はティンプーの人びとからの支援により宗教施設として復興し、将来はお坊さんの学校となる予定です。
ここからのワン・チュ(川)の眺めは正に絶景。遠くにはツァムダ・ゴンパの姿を望む事も出来ます。以前は徒歩で訪れる事しか出来ませんでしたが、現在はある程度車道も整備され乾季には車で訪れる事も出来るようになっています。

ゲドゥ・ラプツァ・ゴンパ

チェレ・ラ
「ラ」とは「峠」のこと。ブータンの自動車道で一番標高が高い峠がパロとハの間にあるチェレ・ラです。標高は3,988mのこの峠には色鮮やかなダルシン(経文旗)が立ち並び、晴れていればここから女神の住む聖なる山・ジョモラリとジチュダケの雄姿を望む事も出来ます。
6月から7月にかけてはこの峠周辺に高山植物が咲き乱れる季節。季節が合えば峠の周辺でブルーポピーをはじめとした美しい花々を見る事が出来るでしょう。
車道から少し脇に入っていくと、かつて自動車道路が無かった時代に、この峠を越えてハやパロを目指した人々が旅の安全を祈願して積み上げたラプツァと呼ばれる石積みが見られます。
※この峠周辺に咲くブルーポピーはブータンの国花に指定されているメコノプシス・ホリドゥラとは別の種類の物です。

※画像をクリックすると拡大します。

ページ上部へ戻る

 お問い合わせ